横須賀市でシーリング打ち替え工事
横須賀市で行ったサイディング外壁塗装、塗替え前に、シーリング(コーキング)の打ち替えをします。シーリングとは外壁の目地や窓枠周りを埋めている弾力のあるゴム状のもの。このシールが家の内部に雨水が侵入することや、隙間風が入ることを防ぎます。
既存のシーリングは劣化によって、ひび割れや変色、肉痩せを起こしていることが多々あります。それらを目地から撤去して、新しく肉厚なシールに仕上げていきます。
塗装職人で使用する材料は2液型のノンブリードタイプ。ホームセンターなどで手に入る1液型もありますが、家全体にたっぷり打ち込むには1液型が適しています。そして、打ち替え後に塗装をするので、塗料の密着性のよいウレタンを使用。上から塗装しない場合は、直接日光にさらされるので紫外線に強い変性シリコンを使います。
2液の材料で注意する点は、撹拌を十分に行わないと硬化不良になってしまうこと。そのため、主材と硬化剤を撹拌機で20分ほどよく混合してから使用します。
目地内にカッターで切れ目を入れ、手やペンチでシーリングを引っ張り出しました。中に入っているのはバックアップ材です。このバックアップ材が入っていると、シーリングの接着する箇所が2面(側面)のみになり、家の歪みや動きに追随しやすいと言われています。
シーリング撤去後は、目地の両サイドマスキングテープを貼って養生。その後、目地内に材料の密着性をよくするプライマーを塗布しました。シールの剥離は経年劣化もありますが、プライマー不足でも起こるため、ハケで奥までたっぷり塗り込みます。
しっかり撹拌されたシーリング材を専用ガンで目地内に充てんします。あまりに多すぎてもいけませんが、少ないとボリュームのある仕上がりにならないので、適度にたっぷり打ち込んでヘラで平らにならします。養生テープを丁寧に剥がして、肉厚なシーリングの完成です。